人生100年時代では「健康寿命の延長」が重要なポイントとなります。そのためには定期的な運動を行い、転倒を予防する身体づくりが必要となるでしょう。
今回は理学療法士の視点から転ばない身体づくりをする上で大切なことをお伝えしていきたいと思います。
転ばない身体を作るには?
転ばない身体をつくるためには、3つのポイントがあります。
1つ目は身体の柔軟性を保つことです。
私たちの筋肉は加齢に伴い減少し、短縮しやすいという傾向があります。
日頃から身体のケアの習慣として柔軟を行うことはもちろんですが、他にも身体を伸ばしたり、捻ったりといった動作を意識的に行うように心掛けてみてください。
2つ目は足腰の力を保つことです。
足腰の力が低下することで転倒する危険性が高まることに加え、骨が脆弱し転倒後の骨折というリスクが高まります。
骨折してしまうと長期的に寝たきりになってしまうケースも珍しくなく、本人はもちろん周りの介護者にも負担が生じてしまいます。
おすすめの運動としては「ハーフスクワット」や「踵挙げ」を10~20回を目安に実施してください。
可能であれば立った状態から片脚を前に出す「ランジ」など運動強度が高いものを取り入れ
てもいいでしょう。
3つ目はバランス機能を維持することです。
バランス機能の目安としては、片脚で立位を保つことができるかがポイントとなります。
最近ではバランスディスクなどバランス機能を鍛える器具も販売されていますが、ご自宅で行う場合には、クッションや柔らかい布団の上で行うとよいでしょう。
まとめ
今回は、健康寿命を延ばすうえで必要な「転ばない」身体づくりの方法などについてお伝えしました。
上記でお伝えしたことは、日常生活に取り入れやすくぜひ習慣化を目指してみましょう。
Written by
fit123